貿易は世界の国々と取引を行うために、数多くの外貨を扱う機会も増えることとなります。
使用される通貨の比率はドルが圧倒的に多く、それにポンド・ユーロ・日本円などが続きますが、どの通貨を使って決済するかについては個別の貿易によって異なり、自国の通貨を使うことを条件とすることも珍しくありません。
そのため、各国の通貨の内容などについても、良く知っておかないと円滑な貿易業務をすることはできませんので、ドル・ポンド・ユーロ・フラン・ペソなど各国の通貨について個別にみてみましょう。
アメリカのドルは、通貨として安定した価値を持っています。世界の基軸通貨として使用されていますので、自国の通貨の価値が低い国ではドルを使って海外との取引が行われることも少なくありません。通貨を両替する際にも、二つの国の通貨を交換するのではなく、一度ドルに両替をしてから相手の通貨に両替することもあるほど世界的に基準となっている通貨です。
海外との取引をするのであれば、まずドルの動きに注目する必要があるでしょう、アメリカ以外でも、オーストラリアのドルやニュージーランドのドルもありますのが、通常ドルといえばアメリカのドルを指し、それ以外のドルについては国名+ドルで表現するようになっています。
イギリスのポンドも、世界的な通貨として有名です。貿易の決済通貨として使われることも多く、イギリスと関係の深い国では今でのポンドが使用されていますし、エジプトではエジプトポンド、スーダンではスーダンポンドなどが使われています。
フランスやドイツなどのヨーロッパの国々で使用されているのがユーロです。ユーロはドルの次に世界的な基準となる通貨とされていますが、さまざまな問題によって為替レートが大きく変動する通貨として有名となっています。
フランは元々フランスの通過でしたが、フランスがユーロを使用することになりましたので、現在ではスイス・西アフリカ・コンゴなどの国が、独自に通貨として採用しています。
それ以外にも、インドのインドルピー、中国の人民元などが貿易業務において重要性を高めています。
世界の外貨の種類について
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